Excelマクロは難しいものではありませんが、ハードル上げている要因があります!…そう、書店などで売っている「入門書」を銘打っている書籍たちですね!その理由をさっくりと書いてみましょう!(※個人の感想です)
結局目的に合っていない
書店などで見かける「入門書」などは、Excelマクロでどのようなことができるのか?という部分を解説して、使い方を紹介しているんですよね。それが間違っているというわけではないですが、「使いたい」と思っている方々は、「業務改善で『今すぐ活用できる内容で』使いたい」と思っているわけです。うん、欲しいのは今行っている業務に対して使える「生きた情報」であって、杓子定規な解説は必要ないんですよ。有名な資格としては、「VBAエキスパート」というものがありますが、こちらに合格しても、「マクロが作れますよ!」というアピールにはなりません。…まぁ、形としては分かりやすい資格なので、人に説明する時には、一言添える程度には役立ちます。自分も保有していますが、合格する人の多くは、すでに業務としてある程度のマクロ作成を行なっている人ではないでしょうか?全く触ったことがない人がスルッと取れるほど簡単な試験ではないと思います。
…話が逸れましたね。結論は上記の通りですが、結局、販売されている書籍の多くで、業務の実態という目的と合っていないので、身に付かず、さらには「難しい」という記憶だけ残されてしまうわけです。
まずは作ってみる!
Excelマクロ自体は、必要にならない限り手を出すことはありません。しかし、一度手を出すと、「あれ、この操作…マクロでいけるんじゃないか?」と思うようになります。総務部・財務部みたいな「数値」をよく扱う部署なんかでは、業務効率がめちゃくちゃ上がるので、必然的に残業も減って、業務改革も上手くいく…会社にとってはいいことづくめなんですね!
で、まずは作ってみるという点でいうと、簡単なところからでいいです。最初から複雑にしようとするから、挫折して、「もういい!手でやる!!」ってなってしまうんですよね。簡単なところというのは、複雑な条件であるとか、データの出力先であるとかというのを考えず、関数で作られたものを置き換えるつもりで作成を始めましょう。分かりやすいもので言うと、「IF」「SUM」「SUMIF」「VLOOKUP」あたりなんかはまるっとマクロへの置き換えができます。マクロかするメリットとしては、単純にファイルが軽くなります、容量も動作も。デメリットは、SUMIFなんかで組んでいる場合、金額の変更に合わせて連動しますが、マクロで作った場合は、「結果」だけが記録されているため、自動的には変更されることはありません。再度実行する必要があるので、注意が必要ですね。
できる人にお願いしちゃう
あくまでも経過的措置としてですが、いきなり全部作るのではなく、ザックリと目的と求めている結果を定めてから、できる人に協力をお願いしてみましょう。全員ではありませんが、マクロを作れる人は聞かれたら答えてくれます。しかも、「聞いていないこと」までしっかりと答えてくれますので、便利に活用しましょう!(聞いていないことまで答える人間)
最終的には、自分自身で作れるようになるのが目標として聞きにいくと、「質問する内容」と言うものも徐々に洗練されていくと思いますので、聞くことを遠慮せずにドンドンいきましょうね。…ただし、「作って」は結構嫌われますので、注意しましょう!…難しいもので、「こう言うのを作りたいけど、ここが分からない!」と言う質問に対しては親身になって答えてくれる事が多いですが、「こう言うの欲しいから作って!」っていうのは難色を示します。…まぁ、修正と機能追加がセットになっている事が多々あるので、一度受けると、「無限に対応」しなければならない事が多いので、そりゃ難色を示しますよ。…ねぇ?
作れる人とは仲良く…ね!
コレから作り始める人も、作っていて困っている人も、「作れる人」とは仲良く情報交換をしましょう。マクロの作り方は、人それぞれ「個性」があって、作り方の「正解」は、はっきり言ってありません。なので、相互に交流する事で、「効率の良いマクロ」であったり、「解決できなかった問題」の解決糸口を見つけられたりします。作り始める時には、作れる人を見極めて、交流するところから始めましょうね〜!